看護師といっても、勤める病院やクリニックによって業務内容は大きく異なります。そんな看護師を大きく分類すると、外来看護師と病棟看護師に分ける事ができます。
外来看護師と病棟看護師には大きな違いがいくつかあります。
1つ目は勤める病棟の違いです。外来看護師は、通院してくる患者さんの対応を主に担う看護師のことを指します。一方で、病棟看護師は、入院している患者さんが滞在する入院病棟で仕事をする看護師のことを指します。
2つ目は業務内容です。外来看護師の主な仕事は医師のサポートで、患者さんが診察をスムーズに受けることができるようにサポートします。外来の場合、患者さんが来院して帰るまでが対応時間となりますので、患者さんと接する時間は短いという特徴があります。
それに対して病棟看護師は、入院患者さんのサポートを24時間体制で行うため、外来看護師よりも長時間患者さんと接することになります。業務の内容も医師のサポート以外に、患者さんの身の回りのお世話なども含まれます。
3つ目は勤務形態です。外来看護師は基本的に完全週休2休制で固定シフトの場合が多い傾向にあります。一方、病棟看護師では4週8休の変動シフト制を採用しているところが多いという特徴があります。
また、外来看護師には基本的に夜勤はないため、生活リズムを整えやすいです。しかし、病棟看護師は夜勤があるところがほとんどなので、自分自身でコントロールしないと生活リズムが乱れやすいという特徴があります。